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  • 「俺に感謝しろ」と言われて違和感を感じるあなたへ~健全な関係性の見分け方りょうこのお告げ🐰

    「俺に感謝しろ」「あれをしてやったのに」「これをしてやったのに」

    そんな言葉を恋人や家族から言われて、なんとも言えない違和感を覚えたことはありませんか?心のどこかで「何か変だな」と感じているのに、相手が怒っているから、または何かしてもらったのは事実だから、と自分の感覚を疑ってしまう。

    そんなモヤモヤした気持ちを抱えているあなたの心に、りょうこがそっと寄り添います。

    その違和感、間違っていません

    「感謝しろ」と口にする。この行為自体が、実は健全な関係性では起こりえないことなのです。

    なぜなら、本当に愛情に基づいた行動であれば、感謝は自然に生まれるものだから。強要するものではないからです。

    「あれをしてやった」「これをしてやった」という言葉の裏には、相手を下に見る視点が隠れています。まるで自分が施しを与える立場で、相手が恩恵を受ける立場だと言わんばかりに。

    でも、健全な関係って本当はそうじゃないはずです。

    「してやった」思考が生まれる本当の理由

    実は、私たち誰もが心の奥で「してやったのに」と思ってしまう瞬間があります。

    期待していた反応が返ってこなかった時。相手から恩着せがましいことを言われて反発したくなった時。疲れている時に「私ばっかり」と感じてしまう時。

    これは人間として自然な感情です。完璧な人なんていませんから。

    でも、大切なのはそこから先です。

    健全な心を持つ人は、そんな気持ちが湧いても口には出しません。なぜなら、相手を傷つけることを知っているから。そして、その感情と向き合って、自分なりに消化しようとします。

    一方で、「俺に感謝しろ」と口にする人は、その感情を相手への攻撃として使います。相手をコントロールする道具として使うのです。

    「してやった」と思わない関係性を目指して

    でも、ちょっと待ってください。

    口に出さないからと言って、心の中で「してやった」と思い続けることが良いわけでもありません。

    本当に健全な関係性とは、そもそも「してやった」という思考が生まれにくい関係なのです。

    そのために大切なのは:

    自分が受け入れられる範囲で行動すること 相手に何かをしてあげる時、もし期待通りの反応が返ってこなくても受け入れられる範囲で行動する。無理をしすぎて後で恨みがましくなるくらいなら、最初から正直に「今は難しい」と伝える。

    嫌な時はきちんと断ること 断ることは悪いことではありません。自分の限界を知り、それを相手に伝えることで、お互いが無理のない関係を築けるのです。

    相手にも同じ権利があることを認めること 自分に断る権利があるように、相手にも断る権利があります。それを受け入れられるかどうかが、健全な関係性の分かれ目です。

    健全なパワーバランスとは

    「でも、付き合う上でパワーバランスは必要でしょ?」

    そう思う人もいるかもしれません。確かにその通りです。

    でも、健全なパワーバランスと支配関係は全く違います。

    健全なパワーバランス:

    • お互いの人格を尊重した上で成り立っている
    • 得意分野に応じて自然に役割分担ができている
    • 状況に応じて立場が入れ替わることもある
    • お互いが納得して受け入れている

    支配関係(モラハラ):

    • 一方が常に上、一方が常に下
    • 相手の人格を軽視している
    • 立場が固定されていて変わることがない
    • 一方的に押し付けられている

    「料理が得意だから今日は私が作るね」と「女のくせに生意気だ、料理くらいしろ」では、全く意味が違いますよね。

    関係性に迷った時のチェックポイント

    もし今の関係性に違和感を感じているなら、こんな視点で考えてみてください:

    □ 相手は私の人格を一人の人間として尊重してくれているか? あなたを一人の独立した人間として見てくれているか、それとも自分の所有物のように扱っているか。

    □ お互いが「受け入れられる範囲」で行動しているか? 無理を強いられていないか、また相手も無理をしすぎていないか。

    □ 断る権利が保障されているか? 「嫌だ」「今は無理」と言える雰囲気があるか。それとも断ると機嫌を損ねるか。

    □ 感謝は自然に生まれているか、強要されているか? 「ありがとう」が心から湧き上がるものか、言わされているものか。

    □ 話し合いができる関係か? 意見が違う時に、対等に話し合えるか。それとも一方的に決められるか。

    □ 自分らしくいられるか? 相手の前で素の自分でいられるか、それとも常に気を遣って疲れるか。

    あなたの感覚を信じて

    「でも、彼(彼女)は本当は良い人だから」「私にも悪いところがあるから」

    そんな風に自分の感覚を疑ってしまうこともあるでしょう。

    でも、どんなに能力があって、どんなに人格者に見えても、パートナーに「俺に感謝しろ」と言う人は、関係性の築き方に問題があります。これは一般的ではありない行為です。

    あなたの感じている違和感は、あなたの心が発している大切なサイン。

    その感覚を大切にしてください。あなたには、尊重される権利があります。対等に扱われる権利があります。自分らしくいる権利があります。

    一人で抱え込まないで

    もし今、そんな関係性の中で苦しんでいるなら、一人で抱え込まないでください。

    信頼できる友人、家族、カウンセラー、専門機関…誰でもいいから、あなたの気持ちを聞いてくれる人に相談してみて。

    客観的な視点から意見をもらうことで、今の状況がどういうものなのか、より明確に見えてくるはずです。

    りょうこのお告げ

    感謝を強要される関係性に疑問を感じているあなたへ🐰

    まず、その違和感を感じるあなたの心は健全です。とても大切な感覚を持っているのよ。

    健全な関係では、感謝は自然に生まれるもの。「してもらって当然」でもなければ、「してやった」でもない。お互いが思いやりを持って、受け入れられる範囲で支え合うのが本当の愛情よ。

    もし今の関係に疲れているなら、まずは自分の気持ちを大切にして。あなたには幸せになる権利があるし、尊重される権利がある。

    「でも別れるのは…」「でも家族だから…」と思うかもしれないけれど、まずは距離を置いて冷静に考える時間を作ってみて。

    一人で解決しようとしなくても大丈夫。周りには必ずあなたを支えてくれる人がいるから。

    あなたの心が軽やかになるまで、りょうこはずっと応援しているからね🐰


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