あの人が嫌いでたまらないあなたへ~その嫌悪感が教えてくれる、自分の本当の姿

「あの人のあの部分、本当に嫌い…」

「なんであんなことするんだろう、理解できない」

「見ているだけでイライラしちゃう」

特定の人に対して、なぜかとても強い嫌悪感を感じてしまうことってありませんか?その人の言動や態度が、どうしても許せなくて、考えるだけで気分が悪くなっちゃう…

誰かを嫌いになる時の複雑な心境

人を嫌いになる理由って、本当に様々ですよね。

価値観の違い

  • 自分とは正反対の考え方をする人
  • 理解できない行動をとる人
  • 大切にしているものが全然違う人

行動への嫌悪感

  • いつも自慢話ばかりする人
  • 責任逃れをする人
  • 人によって態度をコロコロ変える人
  • 約束を守らない人

なんとなくの違和感

  • 理由は説明できないけれど、なんとなく苦手
  • 一緒にいると疲れちゃう
  • 話し方や雰囲気が合わない

その嫌悪感の正体とは

もし本当にその人と自分が全然違う存在なら、そこまで気にならないはずなんです。

「ああ、そういう人もいるんだな」で済むはずなのに、なぜかその人の言動が頭から離れない…

それは、あなたの心が何かに気づいているからかもしれませんね。

・・・って何?(笑)

これは心理学で、私たちが他人に対して感じる強い感情の多くは「投影」って呼ばれる現象だと考えられているんです。

投影のメカニズムを優しく理解する

投影って何?

自分の内側にある認めたくない部分や、受け入れがたい感情を、他人に映し出してしまうことをいいます。

具体的にはこんな感じ

マウントを取る人が嫌い → (ほんとうは)自分が優位に立ちたい

  • 「あの人はいつも上から目線で話してくる」って感じる時
  • 実は自分の中にも「認められたい」「優位に立ちたい」気持ちがある
  • でもそれを認めるのが怖いから、相手を批判することで距離を置いちゃう

都合の良い人が嫌い →(ほんとうは) 自分が楽をしたい気持ちがある

  • 「自分が助けてもらった時は当然の顔をしているのに、いざ逆の立場になると自分のことしかやらない」
  • 実は自分も本当は楽をしたい、自分優先でいたい気持ちがある
  • でもそんな自分を認めたくないから、相手の自己中心的な行動に強い怒りを感じちゃう

責任逃れをする人が嫌い → (ほんとうは)自分だって逃げたい時がある

  • 「あの人は責任感がない」って怒りを感じる時
  • 実は自分も時々責任から逃げたくなることがある
  • でもそんな自分を認めたくないから、相手に強い嫌悪感を抱いちゃう

八方美人な人が嫌い → (ほんとうは)自分も本音を言えていない。八方美人は自分も同じことと気づいてる

  • 「あの人は人によって態度を変える」って不快に思う時
  • 実は自分も本音を言えずに、相手に合わせちゃうことがある
  • その自分への不満が、相手への批判となって現れてる

大切なのは「行動」ではなく「心の中の想い」

ここで大切なのは、

「実際に同じ行動をしているか」ではなくて、自分の心の中に似たような気持ちがあるかどうかだということです。

あなたは実際にマウントを取ったり、都合の良い行動をしたりしていないかもしれません。

心の奥深くで

「私も認められたいな」 「私も優位に立ちたいな」 「私も楽をしたいな」

そんな気持ちを、あなたも持っている、ということなんです。

「ええ・・・・そんなこと考えてもないけど。(ビックリ)」と思うかも、なんですが、

実はそれって、人間として当然の、自然な感情ですよね!?!?

むしろ、 自分から苦労しに行きたいと心底思う人はいるでしょうか?

優位でなくていい、楽なんていらないと本気で思っている人はいるでしょうか?

自分でも知らなかった心の奥底の想い

そして、この気づきで一番驚くのは、

自分でもそんな気持ちを持っていることに気づいていなかったということかもしれないのです。

心の奥底に埋もれていて、普段は意識することすらない感情。

「へー、僕ってそんなこと思ってたんだ」

「私にもそういう気持ちがあったなんて、知らなかった」

この発見は、時として驚きであり、時として戸惑いでもあります。

そう思えるようになったら、すでにこの問題は解決に向かっているということ!

自分でも気づかなかった本音と出会えたということは、より深く自分を理解する機会を得たということ。

自分にも同じ気持ちがあることがわかるだけで、不思議と嫌だと思っていた気持ちが消えていきます🐰

不快な感情も、大切なメッセージ

その人への嫌悪感は、あなたの成長のサインです。

「ここに向き合うべき課題がありますよ」と、心が教えてくれているのです。

感謝の気持ちを持つ必要はありません

無理に「ありがたい」と思う必要はありません。ただ、「この感情にも意味があるんだな」と、少しだけ受け入れてみてください。

あなたの中の「嫌な部分」も、あなた

認められたい気持ち、逃げたい気持ち、楽をしたい気持ち…そんな人間らしい感情も、すべてあなたの一部なんです。

完璧を目指さなくていい

「いつも正しく」「いつも優しく」「いつも強く」ある必要なんてありません。時には弱さを見せて、時には間違いを犯して、人間、そういうところに可愛らしさや人間らしさがあって、魅力的な要素だと思いませんか?

たとえば「ゆるキャラ」みたいなかんじでしょうか??

完璧な顔立ち?でなくて、ちょっととぼけていたりズレていたり。スキがあると好きになる( ´∀` )一個人の主観です( ´∀` ))

自分への優しさから始める

他人を受け入れる前に、まず自分を受け入れてあげてください。あなたの中の不完全な部分も含めて、「これが私なんだ」って抱きしめてあげてくださいね。

今日のあなたへ

その感情は、あなたが成長しようとしている証拠。より深く自分を知ろうとしている証拠なんです。

完璧でないあなたも、とても愛おしい存在です。

どんな自分も受け入れられると、人間関係がグッと楽に感じられるようになります。

マウントを取ってきたり、嫌味を言ったり。それを許すとは別のところで(大事なあなたを傷つける行為はもちろん良くないことですよ!)

もしかしたら自分も同じことを思っているのかも、と立ち止まってみては

いかがでしょうか☆彡

今日という日が、あなたにとって少し優しい日になりますように🌸

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